文献詳細
診断のポイント
文献概要
最小血圧,つまり血圧測定中に聴こえる血管音が消失する第5音が,90mmHgをこえるとき最小血圧が高いと考える。ただし,第4音と第5音の差が10mmHgあるときには第4音(血管音が急に小さくなる点)をもつて判断する。
同じく血圧が高いという表現がなされるにしそも,最高血圧だけが高くて最小血圧が高くないもの(収縮期性高血圧),最高血圧はたとえ高くなくても最小血圧が高いもの(拡張期性高血圧)では,その意味することはまつたく異なつている。前者は主として大きな動脈壁の弾性とか心拍出量に関係し,後者は細小動脈の末梢抵抗の増加による。
同じく血圧が高いという表現がなされるにしそも,最高血圧だけが高くて最小血圧が高くないもの(収縮期性高血圧),最高血圧はたとえ高くなくても最小血圧が高いもの(拡張期性高血圧)では,その意味することはまつたく異なつている。前者は主として大きな動脈壁の弾性とか心拍出量に関係し,後者は細小動脈の末梢抵抗の増加による。
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