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特集 くすりの新しい使いかた
サルファ剤
著者: 池本秀雄1
所属機関: 1順天堂大内科
ページ範囲:P.689 - P.692
文献購入ページに移動 30年以上の歴史をもつサーレファ剤も,最近では新薬の開発という点では抗生剤のようにめざましい進歩はない.しかし感染症の治療薬の主役を抗生剤に譲ったとはいえ,サルファ剤は化学構造式が簡単なせいもあって,すっきりした化学療法の生化学的,薬理学的理論を展開してきたことは大きな功績といわねばならない.さらにまた比較的最近,Krüger-Thiemersら1)はサルファ剤の投与量を算出するすぐれた論文を発表し,これまでの巷間の使用量がきわめてずさんなことを指摘している.今回はこれらの問題を中心に述べ,また新サルファ剤についても一部ふれてみたい.
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