文献詳細
文献概要
フアースト・エイド
小児の気道異物
著者: 三宅浩郷1
所属機関: 1慶大耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.844 - P.845
文献購入ページに移動気道異物とは
気道異物という場合,普通われわれが考えるのは,気管・気管支異物のことで,重篤な症状を呈し,緊急処置が必要な症例を考えるのが常識である.しかし,厳密に,気道異物を定義すると,鼻腔・喉頭・気管・気管支のいずれかに異物が介在した場合をさすものである.
表1は,昭和34年にわれわれが調査した1285例の気道異物の介在部位を示したもので,1/4は,鼻腔内異物である.気管・気管支異物は61%あり,気道異物の半数以上を占めている.
気道異物という場合,普通われわれが考えるのは,気管・気管支異物のことで,重篤な症状を呈し,緊急処置が必要な症例を考えるのが常識である.しかし,厳密に,気道異物を定義すると,鼻腔・喉頭・気管・気管支のいずれかに異物が介在した場合をさすものである.
表1は,昭和34年にわれわれが調査した1285例の気道異物の介在部位を示したもので,1/4は,鼻腔内異物である.気管・気管支異物は61%あり,気道異物の半数以上を占めている.
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