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文献詳細

雑誌文献

medicina5巻7号

1968年07月発行

文献概要

痛み

頭痛—その最近の考えかた

著者: 清原迪夫1

所属機関: 1東大麻酔科

ページ範囲:P.884 - P.886

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 もっともありふれた症状としての痛みは,従来,部位別にみたり,原因疾患によって分類されたりしてきたが,合理的な治療を行なうときには,因果関係を設定して考えなければならない.
 そうだとすると,この痛みを起こすおもな役割をはたしているものは何か,という問題に当面する.生体の営みは,体液と神経系との調節されたはたらきのうえに円滑に行なわれている,そのなかで,神経系の主役はインプルスの伝播であって,この痛みの感覚を成立させるような神経系の興奮機序を起こさせる原因がなくてはならない.この興奮機序の根底にはたらきかけるもの—それは体液成分の微妙な変化である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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