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低カリウム血症
著者: 越川昭三1
所属機関: 1東京医歯大第2内科
ページ範囲:P.916 - P.916
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血清Kの正常値は3.6-5.0mEq/lである.3.5mEq/l以下を低K血症という.Kは体内に約3000mEqが含まれるが,その大部分(98%)が細胞内に分布し,血清や細胞外液には,わずか2%が存在するにすぎない.体内のKの変動は,この細胞内Kに左右され,血清K値はかならずしも体内Kの動きを忠実に反映しない.血清K値の解釈・評価がむずかしいのは,この点に由来する.
血清Kの正常値は3.6-5.0mEq/lである.3.5mEq/l以下を低K血症という.Kは体内に約3000mEqが含まれるが,その大部分(98%)が細胞内に分布し,血清や細胞外液には,わずか2%が存在するにすぎない.体内のKの変動は,この細胞内Kに左右され,血清K値はかならずしも体内Kの動きを忠実に反映しない.血清K値の解釈・評価がむずかしいのは,この点に由来する.
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