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EDITORIAL
文献概要
日本の赤痢の問題点をとらえてみると,その流行菌型はフレキシネル段階を脱し,ほぼソンネ段階にはいり,菌型分布の面では先進国型を示しているこの菌型変動と関連して多剤耐性(SA・SM・CP・TC)赤痢菌が85%前後に達した所見に加え,流行形式が夏型から年間型に変化したこともあげられる.
臨床的には赤痢症状の軽症化,致命率の激減,疫痢の著減などの軽症化の指標となる現象がみられているが,これは菌型の変動,生体側の因子と無関係ではありえない.
臨床的には赤痢症状の軽症化,致命率の激減,疫痢の著減などの軽症化の指標となる現象がみられているが,これは菌型の変動,生体側の因子と無関係ではありえない.
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