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文献概要
診断のポイント
日本脳炎
著者: 鍵和田滋1
所属機関: 1横浜市立万治病院
ページ範囲:P.955 - P.956
文献購入ページに移動日本脳炎の病型
一般に感染症は,病原が発見され,さらに特異的血清抗体価の測定などが可能になると,診断の確実さが増すとともに,従来,記載されていた定型的な病型のほかに,非定型的な病型や不全型も把握されるようになる.日本脳炎(日脳)の場合もまたそうで,現在は従来の脳炎型のほかに,次のような病型が区別され,かつ不顕性感染がはなはだ多いことも知られている.
① 脳炎型(入院した日脳患者の70-90%)
一般に感染症は,病原が発見され,さらに特異的血清抗体価の測定などが可能になると,診断の確実さが増すとともに,従来,記載されていた定型的な病型のほかに,非定型的な病型や不全型も把握されるようになる.日本脳炎(日脳)の場合もまたそうで,現在は従来の脳炎型のほかに,次のような病型が区別され,かつ不顕性感染がはなはだ多いことも知られている.
① 脳炎型(入院した日脳患者の70-90%)
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