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文献詳細

雑誌文献

medicina5巻8号

1968年08月発行

文献概要

今月の表紙

溶血性貧血患者の骨髄中の芽球(1)

著者: 日野志郎1

所属機関: 1東京逓信病院内科

ページ範囲:P.959 - P.959

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 溶血性貧血患者の骨髄には,ふつう赤芽球の増殖が著明で,しばしば幼若な赤芽球系細胞が多数に認められる.前赤芽球ないし原赤芽球といわれるものや,塩基好性の強い大赤芽球などがそれにあたる.これらが,正常の骨髄にはあまりみられないような形をとってくると,骨髄芽球との区別がむずかしい.
 次号にわたって示すこの症例は23歳の男で,特発性自己免疫性溶血性貧血の1例である(臨床血液,3:47-51,1962に報告した).今回はその骨髄穿刺標本の中で骨髄芽球と思われたものを示そう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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