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溶血性貧血患者の骨髄には,ふつう赤芽球の増殖が著明で,しばしば幼若な赤芽球系細胞が多数に認められる.前赤芽球ないし原赤芽球といわれるものや,塩基好性の強い大赤芽球などがそれにあたる.これらが,正常の骨髄にはあまりみられないような形をとってくると,骨髄芽球との区別がむずかしい.
次号にわたって示すこの症例は23歳の男で,特発性自己免疫性溶血性貧血の1例である(臨床血液,3:47-51,1962に報告した).今回はその骨髄穿刺標本の中で骨髄芽球と思われたものを示そう.
次号にわたって示すこの症例は23歳の男で,特発性自己免疫性溶血性貧血の1例である(臨床血液,3:47-51,1962に報告した).今回はその骨髄穿刺標本の中で骨髄芽球と思われたものを示そう.
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