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文献詳細

雑誌文献

medicina5巻8号

1968年08月発行

文献概要

痛み

頭痛 その2

著者: 清原迪夫1

所属機関: 1東大麻酔科

ページ範囲:P.1004 - P.1006

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キサンチン類
 この類の薬物は,通常ほかの薬剤,ことにエルゴタミンと併用して,広く用いられている.
 カフェイン,テオブロミン,テオフィリンなどがそれで,テオフィリンがアミノフィリンの型でもっとも広範に用いられ,静脈内投与でもっとも有効である.通常,経口投与や経腸的吸収は悪く,胃刺激症状が起こりやすい.キサンチンは,中枢神経,腎,心血管系に対しては複雑な作用を起こすが,血管には直接はたらいて血管拡張を起こす.上述3剤のなかでテオフィリンが,もっとも有効で,血管運動中枢にはたらくと血管収縮を起こすが,治療量では末梢拡張作用が著明である.しかし,その結果起こる血流増加は短時間性であるから,末梢血管疾患の治療的意義は少ない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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