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検査データどう読みどうする?
文献概要
幼若白血球 異形細胞を広い意味にとって,通常は血中に出現しない幼若細胞を含めると,表のようになる.幼若白血球の出現はなんといっても白血病のときにいちじるしい.急性白血病のときには,異形性の明らかな,いちじるしく幼若な1種類の細胞が増加するし,慢性白血病の場合には,むしろ通常の白血球の数が高度に増加し,比較的少数の幼若白血球が出現する,いずれも診断は比較的容易で,ここでは詳しくはふれないことにする.
ときには白血球数増加も,核左方移動もないのに,骨髄球が1個出現することがあり,これを検査や鏡検上の誤りではないかと考える人がある.しかし正常人でも白血球層buffy coatを鏡検してみると,少数の骨髄球は検出されるものであるから,血液像に出現するのはそれほど病的でない場合でもみられる.まれに,やや小型の骨髄巨核球もみられることがある.
ときには白血球数増加も,核左方移動もないのに,骨髄球が1個出現することがあり,これを検査や鏡検上の誤りではないかと考える人がある.しかし正常人でも白血球層buffy coatを鏡検してみると,少数の骨髄球は検出されるものであるから,血液像に出現するのはそれほど病的でない場合でもみられる.まれに,やや小型の骨髄巨核球もみられることがある.
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