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特集 進化し続ける内科診療―世界が認めたブレイクスルー
神経
文献概要
Parkinson病(PD)は,黒質線条体ドパミン神経細胞の変性とαシヌクレインを主成分とするレヴィ小体の出現を特徴とする進行性の神経変性疾患であり,静止時振戦,筋固縮,無動,姿勢反射障害を特徴とする.また,精神症状,睡眠障害,自律神経不全をはじめとする多彩な非運動症状も呈する.有病率は人口10万人あたり100~150人と推定されている.発症年齢は50~65歳に多いが,発病率は高齢になるほど増加し,Alzheimer病とならんで,加齢に伴って増加する代表的な神経変性疾患である.
参考文献
1)Rascol O, et al:Milestones in Parkinson's disease therapeutics. Mov Disord 26:1072-1082, 2011
2)「パーキンソン病治療ガイドライン」作成委員会(編):パーキンソン病治療ガイドライン2011,医学書院,2011
3)Braak H, et al:Staging of brain pathology related to sporadic Parkinson's disease. Neurobiol Aging 24:197-211, 2003
4)Deuschl G, et al:A randomized trial of deep-brain stimulation for Parkinson's disease. N Engl J Med 355:896-908, 2006
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