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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻1号

2013年01月発行

特集 進化し続ける内科診療―世界が認めたブレイクスルー

神経

Parkinson病

著者: 祖父江元1

所属機関: 1名古屋大学神経内科

ページ範囲:P.93 - P.98

文献概要

 Parkinson病(PD)は,黒質線条体ドパミン神経細胞の変性とαシヌクレインを主成分とするレヴィ小体の出現を特徴とする進行性の神経変性疾患であり,静止時振戦,筋固縮,無動,姿勢反射障害を特徴とする.また,精神症状,睡眠障害,自律神経不全をはじめとする多彩な非運動症状も呈する.有病率は人口10万人あたり100~150人と推定されている.発症年齢は50~65歳に多いが,発病率は高齢になるほど増加し,Alzheimer病とならんで,加齢に伴って増加する代表的な神経変性疾患である.

参考文献

1)Rascol O, et al:Milestones in Parkinson's disease therapeutics. Mov Disord 26:1072-1082, 2011
2)「パーキンソン病治療ガイドライン」作成委員会(編):パーキンソン病治療ガイドライン2011,医学書院,2011
3)Braak H, et al:Staging of brain pathology related to sporadic Parkinson's disease. Neurobiol Aging 24:197-211, 2003
4)Deuschl G, et al:A randomized trial of deep-brain stimulation for Parkinson's disease. N Engl J Med 355:896-908, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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