文献詳細
書評
文献概要
この書は,これまでのCT,MRIの解説書とは異なる全く新しいタイプの実践書である.最大の特徴は,主眼を“目的疾患ごとに最適な画像所見を引き出すための検査プロトコール”を組み立てることに置いていることである.放射線科医はもちろん検査をオーダーする他科の医師,検査オーダーを受ける診療放射線技師にとっても重宝する1冊である.
MRやCTの機器の進歩に伴い検査内容が多彩となり,どのような検査プロトコールにすればもっとも効率よく診断に適する画像を提供できるのか,困惑することがしばしばである.臨床現場では追加スキャンなどについて検査依頼医師や担当放射線技師は放射線科専門医のアドバイスを待っている時間的余裕もない.また,放射線科専門医が不足している昨今,検査時にそもそも放射線科医が不在の状況も多々あると思われる.そのような状況を打開してくれるのがこの書である.あらかじめ,症状や疾患ごとに理想的な検査プロトコールを決めておけば,診断に最適な画像情報を迷うことなく手にすることができる.
MRやCTの機器の進歩に伴い検査内容が多彩となり,どのような検査プロトコールにすればもっとも効率よく診断に適する画像を提供できるのか,困惑することがしばしばである.臨床現場では追加スキャンなどについて検査依頼医師や担当放射線技師は放射線科専門医のアドバイスを待っている時間的余裕もない.また,放射線科専門医が不足している昨今,検査時にそもそも放射線科医が不在の状況も多々あると思われる.そのような状況を打開してくれるのがこの書である.あらかじめ,症状や疾患ごとに理想的な検査プロトコールを決めておけば,診断に最適な画像情報を迷うことなく手にすることができる.
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