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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻10号

2013年10月発行

文献概要

特集 内分泌疾患に強くなる 総論

内分泌疾患はどのようにして見つかるか

著者: 和田典男1

所属機関: 1市立札幌病院糖尿病・内分泌内科

ページ範囲:P.1724 - P.1726

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ポイント

◎特徴的な自覚症状や身体所見を示す内分泌疾患について知識をもち,典型例を見逃さないように努める.

◎甲状腺の触診を習慣とするよう心掛ける.正しい甲状腺の触診の方法を身につける.

◎内分泌疾患による一般検査異常に注意する.特に電解質異常がある場合,鑑別疾患に内分泌疾患を加える.

◎画像診断により内分泌腺の偶発腫瘍が見つかる機会が増えている.個々の患者での緊急性,重要性を考慮して専門医への紹介を考慮する.

◎生活習慣病などのcommon diseaseからのスクリーニングが推奨される内分泌疾患があり,日常診療に取り入れることで診療の幅が広がる.

参考文献

1)Terzolo M, et al:AME position statement on adrenal incidentaloma. Eur J Endocrinol 164:851-870, 2011
2)志村浩己:甲状腺疾患の疫学.日本臨牀70:1851-1856, 2012
3)Young WF:Primary aldosteronism;Renaissance of a syndrome. Clin Endocrinol 66:607-618, 2007
4)Terzolo M, et al:Screening of Cushing's syndrome in outpatients with Type 2 Diabetes;Results of a prospective multicentric study in Italy. J Clin Endocrinol Metab 97:3467-3475, 2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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