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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻10号

2013年10月発行

文献概要

特集 内分泌疾患に強くなる 内分泌疾患の発見のきっかけとなる異常所見

甲状腺機能異常

著者: 紅粉睦男1

所属機関: 1札幌厚生病院糖尿病・内分泌内科

ページ範囲:P.1738 - P.1741

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ポイント

◎甲状腺疾患は糖尿病に次いで頻度の高い内分泌疾患である.甲状腺機能のスクリーニングには,血清TSH測定が有用である.

◎診断・治療では,一過性の甲状腺機能異常も多いことに留意して,軽微な機能異常時には経過観察による判断も重要である.

◎一般検査値の異常が甲状腺疾患発見の端緒になることも少なくない.常に甲状腺疾患も念頭に置いた診療が必要である.

参考文献

1)紅粉睦男,他:人間ドック健診における血清TSH測定の検討.日本人間ドック学会誌24:55-60, 2009
2)浜田 昇:潜在性甲状腺機能低下症の管理.日甲状腺会誌4:35-39, 2013
3)Surks MI, Hollowell JG:Age-specific distribution of serum thyrotropin and antithyroid antibodies in the US population;Implications for the prevalence of subclinical hypothyroidism. J Clin Endocrinol Metab 92:4575-4582, 2007
4)浜田 昇:一般外来で見逃してはいけない甲状腺疾患の頻度.日本医事新報3740:22-26, 1995
5)日本甲状腺学会:甲状腺疾患診断ガイドライン2013,2013 http://www.japanthyroid.jp/doctor/guideline/japanese.html

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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