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特集 内分泌疾患に強くなる 内分泌疾患の発見のきっかけとなる異常所見
低カリウム血症
著者: 羽毛田公1 相馬正義1
所属機関: 1日本大学板橋病院腎臓・高血圧・内分泌内科
ページ範囲:P.1746 - P.1749
文献購入ページに移動◎低Kによる症状は,無症状なものから,四肢麻痺,心室性不整脈といった重篤なものまで,低下の程度によりさまざまである.
◎低下する病態には,K摂取不足,細胞内外での分布の異常,腎および腎外からのK喪失がある.
◎問診,尿電解質,動脈血ガス分析,高血圧の有無,レニン-アルドステロン値などを糸口に鑑別していく.
◎利尿薬による低Kは頻度が高く,病態に応じた薬の選択が求められる.
◎治療は,緊急性があれば経静脈的に補充を行うが,補正速度,投与量には注意が必要である.
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