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特集 内分泌疾患に強くなる 専門医に学ぶ内分泌疾患の診断・治療 【下垂体疾患】
先端巨大症(アクロメガリー)
著者: 桑原智子1 島津章2
所属機関: 1京都大学大学院医学研究科内分泌代謝内科 2国立病院機構京都医療センター臨床研究センター
ページ範囲:P.1782 - P.1787
文献購入ページに移動◎特有の顔貌や四肢末端肥大などの身体所見から,思いつけば診断が容易な「気づきの病気」である.
◎いびきや睡眠時無呼吸,変形性関節症,咬合不正,月経異常,手根管症候群などの症候にも注目する.
◎臨床的な活動性評価の指標として,頭痛,発汗過多,感覚異常,関節痛などが挙げられる.
◎GH分泌過剰は,経口グルコース負荷に対するGH分泌抑制の欠如,IGF-Iの高値により証明する.
◎先端巨大症の原因はGH産生下垂体腺腫で,治療の第一選択は外科手術であるが,薬物療法も有効である.
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