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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻10号

2013年10月発行

文献概要

特集 内分泌疾患に強くなる 専門医に学ぶ内分泌疾患の診断・治療 【下垂体疾患】

Cushing病

著者: 二川原健1 大門眞1 須田俊宏2

所属機関: 1弘前大学大学院医学研究科内分泌代謝内科 2青森労災病院

ページ範囲:P.1788 - P.1791

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ポイント

◎Cushing病は時に致死的となる疾患である.30μg/dL以上の高コルチゾール血症は特に危険である.

◎高血圧や糖尿病のみならず,骨粗鬆症のなかにもCushing症候群は潜んでいる.

◎Cushing症候群の特異的身体徴候のなかで早期に現れやすいのは,中心性肥満と前腕屈側の皮膚菲薄化である.

◎メタボリックシンドロームなどのなかから積極的に疑い例を発見して,内分泌専門医に紹介することが望まれる.

参考文献

1)Kageyama K, et al:Evaluation of the diagnostic criteria for Cushing's disease in Japan. Endocr J 60:127-135, 2013
2)二川原 健,他:サブクリニカルクッシング症候群の臨床的意義.日本医事新報,2013 in press
3)Bertagna X, et al:Approach to the Cushing disease patient with persistent/recurrent hypercortisolism after pituitary surgery. J Clin Endocrinol Metab 98:1307-1318, 2013
4)Fleseriu M, Peterson S:Medical management of Cushing's disease;What is the future? Pituitary 15:330-341, 2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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