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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻10号

2013年10月発行

文献概要

特集 内分泌疾患に強くなる 専門医に学ぶ内分泌疾患の診断・治療 【下垂体疾患】

下垂体前葉機能低下症

著者: 大月道夫1

所属機関: 1大阪大学大学院医学系研究科内分泌・代謝内科

ページ範囲:P.1797 - P.1799

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ポイント

◎成長ホルモン(GH)は,成人期において糖・蛋白・脂質・骨代謝にかかわり,身体の恒常性の維持,心理面での健康感の維持に重要である.

◎GH分泌不全症は,腫瘍による下垂体前葉機能低下症を疑う場合にまず念頭に置く必要がある疾患である.

◎GH分泌不全症は,種々の代謝異常を呈するばかりでなく,QOLが低下する疾患である.

参考文献

1)片上秀喜:診断の進歩―下垂体前葉.日内会誌101:913-923, 2012
2)厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業間脳下垂体機能障害に関する調査研究診断と治療の手引き:成人成長ホルモン分泌不全症の診断と治療の手引き(平成24年度改訂). http://rhhd.info/pdf/001010a.pdf
3)Isojima T, et al:Standardized centile curves and reference intervals of serum insulin-like growth factor-I(IGF-I)levels in a normal Japanese population using the LMS method. Endocr J 59:771-780, 2012
4)Ishii H, et al:Development and validation of a new questionnaire assessing quality of life in adults with hypopituitarism;Adult Hypopituitarism Questionnaire(AHQ).PLoS One 7:e44304, 2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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