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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻10号

2013年10月発行

文献概要

特集 内分泌疾患に強くなる 専門医に学ぶ内分泌疾患の診断・治療 【副腎疾患】

原発性アルドステロン症

著者: 大村昌夫1 齋藤淳1 西川哲男2

所属機関: 1横浜労災病院内分泌・糖尿病センター 2横浜労災病院

ページ範囲:P.1812 - P.1816

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ポイント

◎原発性アルドステロン症は頻度が高く,診断が難しく,臓器障害の多い予後不良な高血圧であるが,適切な治療で治癒が期待できる.

◎スクリーニングはアルドステロンとレニンの同時測定を行い,その後内分泌負荷試験で確認する.

◎副腎静脈採血で片側副腎からのアルドステロン過剰分泌が診断された症例は手術適応となる.

参考文献

1)Young WF, et al:Role for adrenal venous sampling in primary aldosteronism. Surgery 136:1227-1235, 2004
2)Funder JW, et al:Case detection, diagnosis, and treatment of patients with primary aldosteronism;An Endocrine Society clinical practice guideline. J Clin Endocrinol Metab 93:3266-3281, 2008
3)日本内分泌学会:原発性アルドステロン症の診断治療ガイドライン2009.日内分泌会誌86(Supple):1-19, 2010
4)橋詰直孝,他(監):病気が見える,vol.3. 糖尿病・代謝・内分泌,第2版,MEDICMEDIA, 2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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