文献詳細
文献概要
特集 内分泌疾患に強くなる 専門医に学ぶ内分泌疾患の診断・治療 【副腎疾患】
褐色細胞腫
著者: 田辺晶代1 市原淳弘1
所属機関: 1東京女子医科大学第二内科
ページ範囲:P.1818 - P.1822
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◎約90%は副腎に発生(狭義の褐色細胞腫)し,約10%は全身の交感神経節に発生(傍神経節細胞腫)する.
◎反復する発作的な頭痛・動悸・高血圧や腫瘍径3cm以上の副腎・後腹膜偶発腫瘍で本症を疑う.
◎簡便なスクリーニングとして,随時尿中メタネフリン,ノルメタネフリン(尿中クレアチニン補正値)を測定する.
◎β遮断薬単独投与は禁忌である.まずαあるいはαβ遮断薬を投与する.
◎約90%は副腎に発生(狭義の褐色細胞腫)し,約10%は全身の交感神経節に発生(傍神経節細胞腫)する.
◎反復する発作的な頭痛・動悸・高血圧や腫瘍径3cm以上の副腎・後腹膜偶発腫瘍で本症を疑う.
◎簡便なスクリーニングとして,随時尿中メタネフリン,ノルメタネフリン(尿中クレアチニン補正値)を測定する.
◎β遮断薬単独投与は禁忌である.まずαあるいはαβ遮断薬を投与する.
参考文献
1)平成21年度厚生労働省難治性疾患克服研究事業「褐色細胞腫の実態調査と診療指針の作成」研究班:褐色細胞腫診断指針2010,2010
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