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特集 内分泌疾患に強くなる 内分泌エマージェンシーの診断・治療
甲状腺クリーゼ
著者: 赤水尚史1
所属機関: 1和歌山県立医科大学内科学第一講座
ページ範囲:P.1836 - P.1838
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◎甲状腺クリーゼは「生命が危険となるような激しい症状を呈する甲状腺中毒症」である.
◎甲状腺中毒症の450例に1例発症し,致死率は約11%である.
◎多臓器不全,非代償性状態を特徴とする.
◎臨床症状に基づいて診断され,日本における診断基準が樹立されている.
◎疑診の段階でも治療を開始することが肝要である.
◎甲状腺クリーゼは「生命が危険となるような激しい症状を呈する甲状腺中毒症」である.
◎甲状腺中毒症の450例に1例発症し,致死率は約11%である.
◎多臓器不全,非代償性状態を特徴とする.
◎臨床症状に基づいて診断され,日本における診断基準が樹立されている.
◎疑診の段階でも治療を開始することが肝要である.
参考文献
1)Akamizu T, et al:Diagnostic criteria and clinico-epidemiological features of thyroid storm based on a nationwide survey. Thyroid 22:661-679, 2012
2)赤水尚史,他:甲状腺クリーゼ診断基準,第2版 http://www.japanthyroid.jp/doctor/problem.html.
3)Wagner DP, Draper EA:Acute Physiology and Chronic Health Evaluation(APACHE Ⅱ)and Medicare reimbursement. Health Care Financ Rev Suppl:91-105, 1984
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