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連載 皮膚科×アレルギー膠原病科合同カンファレンス・19
SLE患者の顔面皮膚症状
著者: 岡田正人1 衛藤光2
所属機関: 1聖路加国際病院アレルギー膠原病科(SLE,関節リウマチ,小児リウマチ) 2聖路加国際病院皮膚科
ページ範囲:P.1886 - P.1890
文献購入ページに移動後期研修医(皮膚科) 初診時の皮膚所見ですが,鼻尖部,頬部,耳輪下方,耳甲介に母指頭大から大豆大までの浸潤の強い暗赤色の紅斑が散在しています.境界は比較的明瞭で鱗屑は耳甲介と頬部では膜様を呈し,鼻尖部では点状から小葉状を呈しています.耳輪下方では鱗屑は軽度です(図1a~c).また手指には爪囲紅斑と小豆大の滲出傾向の強い紅斑が散在しています(図1d).顔面,耳甲介の皮疹は円板状エリエテマトーデス(discoid lupus erythematosus:DLE)型紅斑,耳輪と手指の皮疹は凍瘡様紅斑を考えました.
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