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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻11号

2013年11月発行

文献概要

特集 内科診療にガイドラインを生かす 総論

診療ガイドラインの作り方

著者: 吉田雅博12

所属機関: 1国際医療福祉大学化学療法研究所付属病院人工透析・一般外科 2公益財団法人日本医療機能評価機構EBM医療情報部(Minds)

ページ範囲:P.12 - P.17

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 診療ガイドラインは,最近の学術集会において話題として取り上げられる場合が多く,シンポジウム,討論会などの企画が開催され,日本全体として大きな潮流となっている.

 日本では1999年頃からガイドライン作成が開始された1).ただし,この頃はまだ臨床医療に「ガイドライン」という言葉はほとんど浸透しておらず,多くの場合は厚生労働省が科学研究を推し進めるという形で作成され始めた.ガイドライン作成に対して数年にわたり積極的に厚生労働科学研究費補助金が交付され,多くのガイドライン作成が開始されたのである.

参考文献

1)急性膵炎の診療ガイドライン作成委員会(編):急性膵炎診療ガイドライン,第1版,金原出版,2003
2)福井次矢,他:Minds診療ガイドラインの手引き,医学書院,2007
3)吉田雅博:日本における診療ガイドライン作成の現況と課題.化学療法研究所紀要39:39-45, 2008
4)Sackett DL:Evidence-based medicine. How to practice and teach EBM, p1, Churchill Livingston, 1998
5)吉田雅博,渡邉聡明:日本のガイドライン―現況と問題点.成人病と生活習慣病6:607-614, 2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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