icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina50巻11号

2013年11月発行

文献概要

特集 内科診療にガイドラインを生かす 総論

診療ガイドラインの評価方法

著者: 東尚弘1 中村文明2

所属機関: 1国立がん研究センターがん対策情報センターがん政策科学研究部 2東京大学大学院医学系研究科公衆衛生学分野

ページ範囲:P.21 - P.23

文献購入ページに移動
評価とは?

 物事や活動を評価する際は,その活動が「達成すべき目標をどの程度達成しているのか」という視点が必要である.例えば教育の評価では,新しい知識を得て応用する力がついたか,がん検診の評価では,早期発見により死亡率が減少したか,医療の評価では健康状態の向上や寿命の延長に寄与したか,という視点である.もちろん,その目標は不変ではなく,例えば,昔は自動車の目的はある地点から別の地点への移動であったのが,「快適な移動」により重点が置かれるようになり,移動の過程内容が自動車の評価になる,ということもあり得るだろう.

参考文献

1)Institute of Medicine:Clinical Practice Guidlines We Can Trust, National Academy Press, Washington D.C, 2011
2)AGREE Enterprise. Appraisal of Guidelines for Research and Evaluation. http://www.agreetrust.org/(2013年6月10日アクセス)
3)Institute of Medicine:Guidlines for Clinical Practice;from development to use, National Academy Press, Washington D.C, 1992
4)Nuckols TK, et al:Rigorous development does not ensure that guidelines are acceptable to a panel of knowledgeable providers. J Gen Intern Med 23:37-44, 2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?