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特集 内科診療にガイドラインを生かす 呼吸器疾患
肺炎(市中肺炎,院内肺炎,医療・介護関連肺炎)
著者: 朝野和典1
所属機関: 1大阪大学医学部感染制御部
ページ範囲:P.104 - P.108
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肺炎の分類は,医療制度によって異なるため,海外のガイドラインを国内で用いることには慎重でなければならない.また,薬剤耐性菌の頻度も異なり,かつ抗菌薬の投与量,投与方法も異なることがあるから,海外のガイドラインの推奨薬が日本において適切であるとは限らない.このような理由で,肺炎のガイドラインについては国内のガイドラインを参照することを勧める.もちろん海外のガイドラインの考え方を知ることは,重要なことであり,日本の医療事情や薬剤耐性菌の頻度を知ったうえで利用することは有益である.
肺炎の分類は,医療制度によって異なるため,海外のガイドラインを国内で用いることには慎重でなければならない.また,薬剤耐性菌の頻度も異なり,かつ抗菌薬の投与量,投与方法も異なることがあるから,海外のガイドラインの推奨薬が日本において適切であるとは限らない.このような理由で,肺炎のガイドラインについては国内のガイドラインを参照することを勧める.もちろん海外のガイドラインの考え方を知ることは,重要なことであり,日本の医療事情や薬剤耐性菌の頻度を知ったうえで利用することは有益である.
参考文献
1)American Thoracic Society and Infectious Diseases Society of America:Guidelines for the management of adults with hospital-acquired, ventilator-associated, and healthcare-associated pneumonia. Am J Respir Crit Care Med 171:388-416, 2005
2)日本呼吸器学会呼吸器感染症に関するガイドライン作成員会:成人市中肺炎診療ガイドライン,日本呼吸器学会,2007
3)Fine MJ, et al:A prediction rule to identify low-risk patients with communityacquired pneumonia. N Engl J Med 336:243-250, 1997
4)日本呼吸器学会医療・介護関連肺炎診療ガイドライン作成員会:医療・介護関連肺炎診療ガイドライン,日本呼吸器学会,2012
5)日本呼吸器学会呼吸器感染症に関するガイドライン作成員会:成人院内肺炎診療ガイドライン,日本呼吸器学会,2008
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