文献詳細
文献概要
特集 内科診療にガイドラインを生かす 代謝・内分泌疾患
糖尿病合併症
著者: 北田宗弘1 古家大祐1
所属機関: 1金沢医科大学糖尿病・内分泌内科学
ページ範囲:P.330 - P.335
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糖尿病・糖尿病合併症の診断・治療に関するガイドラインとしては,日本糖尿病学会から「糖尿病治療ガイド1)」,「科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン2)」が発行されている.糖尿病治療ガイドでは,引用や出典のエビデンスは記載されていないが,糖尿病専門医のみならず,非専門医,療養指導にかかわるコメディカルを対象に糖尿病の病態・診断・検査・治療について実臨床に用いやすいよう2年ごとにupdateされている.科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドラインは,2002年に初版が発行されて以来,数回の改定を経て2013年発行版に至っている.本ガイドラインでは,奨励するステートメントを示し,それぞれについてグレードが表示されている.さらにステートメントごとに根拠となる文献が引用され,各文献はエビデンスレベルが記載されている.またエビデンスを伴わないがコンセンサスにより推奨する事項も明記されている.米国糖尿病学会(ADA)は,1994年に糖尿病診療に関するエビデンスに基づいたガイドラインを発行して以来,Diabetes Care誌にClinical Practice Recommendationsとして毎年改定を重ねて掲載している3).その他,カナダ糖尿病学会,欧州糖尿病学会,国際糖尿病連合,世界保健機構からそれぞれガイドラインが発行されている.また,腎症については,日本腎臓学会からCKD診療ガイド20124)および,エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン20135)が発行されている.
糖尿病・糖尿病合併症の診断・治療に関するガイドラインとしては,日本糖尿病学会から「糖尿病治療ガイド1)」,「科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン2)」が発行されている.糖尿病治療ガイドでは,引用や出典のエビデンスは記載されていないが,糖尿病専門医のみならず,非専門医,療養指導にかかわるコメディカルを対象に糖尿病の病態・診断・検査・治療について実臨床に用いやすいよう2年ごとにupdateされている.科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドラインは,2002年に初版が発行されて以来,数回の改定を経て2013年発行版に至っている.本ガイドラインでは,奨励するステートメントを示し,それぞれについてグレードが表示されている.さらにステートメントごとに根拠となる文献が引用され,各文献はエビデンスレベルが記載されている.またエビデンスを伴わないがコンセンサスにより推奨する事項も明記されている.米国糖尿病学会(ADA)は,1994年に糖尿病診療に関するエビデンスに基づいたガイドラインを発行して以来,Diabetes Care誌にClinical Practice Recommendationsとして毎年改定を重ねて掲載している3).その他,カナダ糖尿病学会,欧州糖尿病学会,国際糖尿病連合,世界保健機構からそれぞれガイドラインが発行されている.また,腎症については,日本腎臓学会からCKD診療ガイド20124)および,エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン20135)が発行されている.
参考文献
1)日本糖尿病学会(編):糖尿病治療ガイド2012-2013,文光堂,2013
2)日本糖尿病学会(編):科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン2013,南江堂,2013
3)American Diabetes Association:Standards of Medical Care in Diabetes-2013. Diabetes Care 36:S11-S66, 2013
4)日本腎臓学会(編):CKD診療ガイド2012,東京医学社,2012
5)日本腎臓学会(編):エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2013,2013
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