文献詳細
文献概要
特集 内科診療にガイドラインを生かす リウマチ・膠原病
Sjögren症候群
著者: 中西研輔1 金城光代2
所属機関: 1沖縄県立中部病院リウマチ・膠原病・内分泌科 2沖縄県立中部病院総合内科
ページ範囲:P.386 - P.391
文献購入ページに移動Sjögren症候群の診断・分類基準として,本邦からは厚生省改訂診断基準(1999年),海外からはアメリカ・ヨーロッパ分類基準(2002年),アメリカリウマチ学会(American College of Rheumatology:ACR)分類基準(2012年)などが発表されている(表1)1~3).各基準の主な違いは以下のとおりである.
1)臨床症状が基準に含まれるのは,アメリカ・ヨーロッパ分類基準のみ.
2)ACR分類基準では,唾液腺に関する評価は不要.
3)ACR分類基準では,血清学的検査に抗核抗体(anti-nuclear antibody:ANA)320倍以上およびリウマチ因子 (rheumatoid factor:RF)陽性が含まれる.
参考文献
掲載誌情報