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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻11号

2013年11月発行

文献概要

特集 内科診療にガイドラインを生かす 感染症

インフルエンザ

著者: 今泉貴広1 藤田芳郎2

所属機関: 1豊橋市民病院腎臓内科 2中部労災病院リウマチ膠原病科

ページ範囲:P.424 - P.429

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内科診療に役立つ国内外のガイドライン

 インフルエンザウイルスはA型,B型,C型に分かれており,通常,公衆衛生上問題となるような流行をするのはA型とB型である.このうちA型はヘマグルチニン(HA)とノイラミニダーゼ(NA)の型の違いによってさらにサブグループに分かれる.HAは1~16,NAは1~9あり,全部で144通りの組み合わせが理論上は存在することになる.現在流行しているものとして,H1N1,H3N2がよく知られている.H5N1は高病原性鳥インフルエンザとして以前より認識されていたが,2013年4月頃より中国で新たにH7N9の流行が問題となってきている.

 インフルエンザウイルス感染症の診断,治療,さらには感染対策に関することまで言及された国内外で発表されているいくつかの指針が,インターネット上で無料にて入手可能である.Infectious disease society of America(IDSA),World health organization(WHO),日本感染症学会がそれぞれガイドラインや提言という形でまとめている(表1)1~3)

参考文献

1)Scott A, et al:Seasonal Influenza in Adults and Children-Diagnosis, Treatment, Chemoprophylaxis, and Institutional outbreak management:Clinical Practice Guidelines of Infectious Diseases Society of America. Clin Infect Dis 48:1003-1032, 2009
2)WHO:WHO Guidelines for Pharmacological Management of Pandemic Influenza A(H1N1)2009 and other Influenza Viruses
3)日本感染症学会・新型インフルエンザ対策委員会:日本感染症学会提言「抗インフルエンザ薬の使用適応について(改訂版)」,2011
4)日本呼吸器学会市中肺炎診療ガイドライン作成委員会:成人市中肺炎診療ガイドライン,日本呼吸器学会,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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