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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻11号

2013年11月発行

文献概要

特集 内科診療にガイドラインを生かす 皮膚

アトピー性皮膚炎

著者: 山本洋介12

所属機関: 1京都大学大学院医学研究科皮膚科学・医療疫学分野 2京都大学医学部附属病院臨床研究総合センター

ページ範囲:P.494 - P.498

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内科診療に役立つ国内外のガイドライン

 アトピー性皮膚炎の診療・治療に関するガイドラインとしては,日本・米国・欧州から学会を中心に作成されたガイドラインが各種発行されている(表1).日本では,2000年に日本皮膚科学会によるアトピー性皮膚炎治療ガイドラインが策定された.その後,2008年には診断基準・重症度分類・治療ガイドラインを包含したアトピー性皮膚炎診療ガイドラインへと発展,2009年に改訂され現在に至る1).また別に,厚生労働省免疫アレルギー疾病予防・治療研究推進事業によるアトピー性皮膚炎診療ガイドラインも存在するが,両者の間で多少の差異はあるものの大きく矛盾する記述はない2)

 なお,米国ではAmerican Academy of Dermatology(AAD)が現在ガイドラインの改訂作業を進めており,2013年度中に発表される見込みである.欧州では,European Academy of Dermatology and Venereology(EADV)などにより,Guidelines for treatment of atopic eczema(atopic dermatitis)として,2012年同学会誌において公表されている.

参考文献

1)日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎診療ガイドライン作成委員会:アトピー性皮膚炎診療ガイドライン.日皮会誌119:1515-1534, 2009
2)一般社団法人日本アレルギー学会アトピー性皮膚炎ガイドライン専門部会:アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2012,協和企画,2012
3)Ring J, et al:Guidelines for treatment of atopic eczema(atopic dermatitis)Part I. J Eur Acad Dermatol Venerol 26:1045-1060, 2012
4)Ring J, et al:Guidelines for treatment of atopic eczema(atopic dermatitis)Part II. J Eur Acad Dermatol Venerol 26:1176-1193, 2012
5)山本洋介,松村由美:アトピー性皮膚炎Up To Date. JIM 20:426-431, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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