文献詳細
文献概要
特集 新時代の肺炎診療 市中肺炎(CAP)の診療
外来での市中肺炎の治療
著者: 中浜力1
所属機関: 1中浜医院
ページ範囲:P.1942 - P.1946
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◎市中肺炎の外来治療では,従来法に加えてOPATやスイッチ療法といった,新しい治療法が使われ始めている.
◎外来市中肺炎の入院適応には,絶対的,経過的,社会的の3つがある.
◎経過的に入院を判断する場合,高齢者は24~48時間以内に方針を決定する.
◎紹介医は,基礎疾患や過去の検査値などすべての患者情報を病院主治医に申し送ることが大切である.
◎市中肺炎の外来治療では,従来法に加えてOPATやスイッチ療法といった,新しい治療法が使われ始めている.
◎外来市中肺炎の入院適応には,絶対的,経過的,社会的の3つがある.
◎経過的に入院を判断する場合,高齢者は24~48時間以内に方針を決定する.
◎紹介医は,基礎疾患や過去の検査値などすべての患者情報を病院主治医に申し送ることが大切である.
参考文献
1)中浜力:外来治療のメリットと実際.中浜力(編):市中肺炎の外来マネジメント,pp 27-32,医薬ジャーナル社,2004
2)渡辺彰,三笠桂一:2005年 成人市中肺炎診療ガイドラインに対する調査.第48回日本呼吸器学会総会,2008
3)Tice AD,et al:Practice guidelines for outpatient parenteral antimicrobial therapy.IDSA guidelines.Clin Infect Dis 38:1651-1672,2004
4)Tice AD:Basic OPAT. http://opat.idlinks.com/index.php?option=com_frontpage&Itemid=1
5)栁原克紀,他:市中肺炎に対するスイッチ療法の有用性.日化療会誌 57:423-429,2009
6)中浜力:プライマリケアでのNHCAPの実際.治療94:60-64, 2012
7)医療・介護関連肺炎(NHCAP)診療ガイドライン作成委員会:医療・介護関連肺炎(NHCAP)診療ガイドライン,日本呼吸器学会,2011
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