文献詳細
文献概要
特集 新時代の肺炎診療 市中肺炎(CAP)の診療
肺炎診療における喀痰グラム染色
著者: 名倉功二1 藤本卓司1
所属機関: 1市立堺病院総合内科
ページ範囲:P.1947 - P.1951
文献購入ページに移動ポイント
◎喀痰グラム染色は,各診療ガイドラインでは必ずしも強く推奨はされていないが,起炎菌の推定・治療の効果判定において非常に有用な方法である.
◎診療に活かすことのできる情報を得るために,良質の喀痰を採取することが重要である.
◎グラム染色所見の基本パターンは限られており,習熟することで得られる情報の有用性はさらに高まる.
◎喀痰グラム染色は,各診療ガイドラインでは必ずしも強く推奨はされていないが,起炎菌の推定・治療の効果判定において非常に有用な方法である.
◎診療に活かすことのできる情報を得るために,良質の喀痰を採取することが重要である.
◎グラム染色所見の基本パターンは限られており,習熟することで得られる情報の有用性はさらに高まる.
参考文献
1)Mandell LA, et al:Infectious Diseases Society of America/American Thoracic Society consensus guidelines on the management of community-acquired pneumonia in adults. Clin Infect Dis 44(Suppl 2):S27-72, 2007
2)Reed WW, et al:Sputum gram's stain in community-acquired pneumococcal pneumonia. A meta-analysis. West J Med 165:197-204, 1996
3)Anevlavis S, et al:A prospective study of the diagnostic utility of sputum Gram stain in pneumonia. J Infect 59:83-89, 2009
4)藤本卓司:感染症レジデントマニュアル,医学書院,2004
掲載誌情報