icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina50巻12号

2013年11月発行

文献概要

特集 新時代の肺炎診療 市中肺炎(CAP)の診療

心不全との鑑別

著者: 大西勝也1

所属機関: 1大西内科ハートクリニック

ページ範囲:P.1952 - P.1955

文献購入ページに移動
ポイント

◎肺炎は心不全の急性増悪因子であり,また心不全があると肺炎を併発しやすい.

◎心不全,肺炎とも間質浮腫が起こりうるため,胸部X線写真では鑑別が困難なことがある.

◎BNPあるいはNT-proBNPの測定が心不全の診断に有用である.

参考文献

1)循環器病の診断と治療に関するガイドライン(2010年度合同研究班報告)急性心不全治療ガイドライン(2011年改訂版) http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2011_izumi_h.pdf(2013年10月閲覧)
2)日本心不全学会予防委員会:血中BNPやNT-proBNP値を用いた心不全診療の留意点について,2013
3)Morrison LK, et al:Utility of a rapid B-natriuretic peptide assay in differentiating congestive heart failure from lung disease in patients presenting with dyspnea. J Am Coll Cardiol 39:202-209, 2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?