文献詳細
文献概要
特集 新時代の肺炎診療 市中肺炎(CAP)の診療
市中肺炎の画像診断
著者: 一色彩子1
所属機関: 1日本医科大学武蔵小杉病院放射線科
ページ範囲:P.1958 - P.1967
文献購入ページに移動ポイント
◎市中肺炎の診療における画像診断の役割は,単純X線写真における陰影の存在診断が第一となる.
◎CT診断は合併症や肺炎以外の疾患の鑑別に有効な手段である.
◎起因菌の推定は一般に困難であるが,ある程度絞れる可能性があり,今後に期待される.
◎主治医・画像診断医間のディスカッションは,精査を要する肺炎や類似疾患の早期発見に有用である.
◎市中肺炎の診療における画像診断の役割は,単純X線写真における陰影の存在診断が第一となる.
◎CT診断は合併症や肺炎以外の疾患の鑑別に有効な手段である.
◎起因菌の推定は一般に困難であるが,ある程度絞れる可能性があり,今後に期待される.
◎主治医・画像診断医間のディスカッションは,精査を要する肺炎や類似疾患の早期発見に有用である.
参考文献
1)長谷川瑞江,酒井文和:胸部感染症―健常者(抗酸菌感染症以外).臨床画像28:158-165, 2012
2)岡田文人,他:細菌性肺炎.画像診断31:22-31, 2011
3)栗原泰之(訳):シェーマで分かる胸部単純X線写真パーフェクトガイド,MEDSi,2012
4)白井剛:結核性肺炎.医学のあゆみ237:166-170, 2011
5)楠本昌彦,他:肺癌.画像診断31:8-20, 2011
6)野間恵之:実践!胸部画像診断―押さえておきたい24のポイント,秀潤社,2011
掲載誌情報