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特集 新時代の肺炎診療 院内肺炎(HAP)の診療
院内肺炎の治療方針
著者: 前田光一1
所属機関: 1奈良県立医科大学感染症センター
ページ範囲:P.1978 - P.1981
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◎院内肺炎に対する治療では,耐性菌の危険因子や重症度を考慮して初期抗菌薬を選択する.
◎抗菌薬のde-escalationは,治療開始前に採取した良質な喀痰の分離菌の情報をもとに行う.
◎治療効果を最大化するとともに,耐性菌を抑止するために,抗菌薬は用法・用量に注意して投与する.
◎院内肺炎に対する治療では,耐性菌の危険因子や重症度を考慮して初期抗菌薬を選択する.
◎抗菌薬のde-escalationは,治療開始前に採取した良質な喀痰の分離菌の情報をもとに行う.
◎治療効果を最大化するとともに,耐性菌を抑止するために,抗菌薬は用法・用量に注意して投与する.
参考文献
1)日本呼吸器学会「呼吸器感染症に関するガイドライン作成委員会」:成人院内肺炎診療ガイドライン,日本呼吸器学会,2008
2)Seki M, et al:Revision of the severity rating and classification of hospital-acquired pneumonia in the Japanese Respiratory Society guidelines. Respirology 13:880-885, 2008
3)American Thoracic Society, Infectious Diseases Society of America:Guidelines for the management of adults with hospital-acquired, ventilator-associated, and healthcare-associated pneumonia. Am J Respir Crit Care Med 171:388-416, 2005
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