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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻12号

2013年11月発行

文献概要

特集 新時代の肺炎診療 特殊病態・特殊治療

HIV/AIDS患者における肺炎

著者: 柳澤如樹1

所属機関: 1がん・感染症センター都立駒込病院感染症科

ページ範囲:P.2014 - P.2017

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ポイント

◎HIV/AIDS患者に発病する呼吸器感染症では,ニューモシスチス肺炎,肺結核,細菌性肺炎を念頭に治療を進めていくことが重要である.

◎画像診断は有力であるが,どの画像所見も診断を確定することはできないため,侵襲的な検査を施行することも考慮し,可能な限り原因微生物を同定することが重要である.

◎HIV感染者の胸部異常影には腫瘍性疾患など,感染症以外の原因が存在しうることを常に考慮して,診療に臨む必要がある.

参考文献

1)Crothers K, et al:HIV infection and risk for incident pulmonary diseases in the combination antiretroviral therapy era. Am J Respir Crit Care Med 183:388-395, 2011
2)Bartlett JG, Gallant JE:Medical Management of HIV Infection 2012 Edition, Johns Hopkins Medicine Health Publishing Business Group, 2012
3)Mandell GL, et al:Principals and Practice of Infectious Diseases(7th ed), Elsevier/Churchill Livingstone, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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