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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻12号

2013年11月発行

文献概要

特集 新時代の肺炎診療 肺炎診療のトピックス 治療におけるトピックス

重症肺炎におけるマクロライド併用療法

著者: 新里敬1 伊志嶺朝彦2

所属機関: 1中頭病院感染症内科 2中頭病院呼吸器内科

ページ範囲:P.2048 - P.2050

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ポイント

◎肺炎球菌やレジオネラによる重症市中肺炎は致死率が高く,初期治療の際に留意する.

◎β-ラクタム系とマクロライド系抗菌薬の併用療法は,重症肺炎の致死率を低下させる.

◎マクロライド併用療法はフルオロキノロン併用療法に比較して予後が良好かもしれない.

◎心血管疾患患者や高齢者では,マクロライドによる心血管イベント発生に留意する.

参考文献

1)File TM:Community-acquired pneumonia. Lancet 362:1991-2001, 2003
2)Caballero J, Rello J:Combination antibiotic therapy for community-acquired pneumonia. Ann Intensive Care 1:48, 2011
3)Mosholder AD, et al:Cardiovascular risks with azithromycin and other antibacterial drugs. N Engl J Med 368:1665-1668, 2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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