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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻12号

2013年11月発行

文献概要

連載 Step up腹痛診察・3

48歳男性,心窩部痛

著者: 小林健二1

所属機関: 1聖路加国際病院附属クリニック聖路加メディローカス一般内科

ページ範囲:P.2070 - P.2073

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[現病歴]来院1週間前から心窩部痛を自覚するようになった.痛みの始まりは緩徐であったが,食後に増悪することがあった.痛みの性状は鈍痛で持続は2~3時間,痛みの程度はNumeric Rating Scale(NRS)で5/10であった.嘔気,嘔吐,放散痛,食欲低下,体重減少,黒色便はなかった.痛みは労作とは関係ない.心窩部痛の程度が徐々に増悪するため来院した.今までに上部消化管内視鏡検査を受けたことはないが,胃癌検診の胃X線造影検査で異常を指摘されたことはない.

[既往歴]花粉症

[常用薬]フェキソフェナジン(アレグラ®

[薬剤アレルギー]なし

[社会歴]飲酒:ビール350mL/回,週3回.喫煙:20本/日×28年間.

参考文献

1)日本消化器病学会:消化性潰瘍診療ガイドライン,南江堂,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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