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特集 不整脈の診断と治療―ポイントをおさえよう
扉
著者: 山下武志1
所属機関: 1心臓血管研究所
ページ範囲:P.2107 - P.2107
文献購入ページに移動 不整脈は,循環器内科の外来診療で多くの割合を占める疾患です.かつて,その診断や治療に心臓電気生理学的な知識が必須と考えられていた時代がありました.そして,そのことによって不整脈診療が敬遠されがちになったことは否めませんが,数々の大規模臨床試験により不整脈診療の方向性はずいぶん見やすくなったと思います.それは「心電図から診断し」,「電気生理学的な解釈をして」,「心電図を正常化する」というかつての王道とされた方法から,「心電図から診断し」,心電図から離れて疫学的な情報を基本に「患者の生命予後とQOLを向上する」という新しい診療タイプへの変換です.社会の高齢化が進む今,不整脈の罹患人口が増加し,すべての内科医が不整脈診療に多かれ少なかれかかわらざるを得ません.そして,この診療タイプの変換は,そのような意味においても時代の要請に答えたものと言えるでしょう.
そのうえで,不整脈診療を最短で会得するためのポイントがいくつか挙げられると思います.
そのうえで,不整脈診療を最短で会得するためのポイントがいくつか挙げられると思います.
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