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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻13号

2013年12月発行

文献概要

特集 不整脈の診断と治療―ポイントをおさえよう 不整脈の診断

QT延長・短縮症候群で行うべき問診と検査

著者: 清水渉1

所属機関: 1日本医科大学内科学(循環器内科学)

ページ範囲:P.2166 - P.2169

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ポイント

◎先天性QT延長症候群は,Schwartzスコアが3.5以上,またはQTc時間が500ms以上の場合に診断される.

◎先天性QT延長症候群で頻度の多いLQT1,2,3では,遺伝子型特異的治療,生活指導が実践されている.

◎QT短縮症候群は,QTc時間が330ms以下,または遺伝子変異,家族歴,VT/VFのいずれかを認める場合にはQTc時間が360ms未満でも診断される.

参考文献

1)Priori SG, et al:HRS/EHRA/APHRS Expert Consensus Statement on the Diagnosis and Management of Patients with Inherited Primary Arrhythmia Syndromes. J Arrhythmia doi:10.1016/j.joa.2013.07.002[E-pub ahead of print]
2)Schwartz PJ, et al:Genotype-phenotype correlation in the long-QT syndrome;Gene-specific triggers for life-threatening arrhythmias. Circulation 103:89-95, 2001
3)Shimizu W, et al:Diagnostic value of epinephrine test for genotyping LQT1, LQT2 and LQT3 forms of congenital long QT syndrome. Heart Rhythm 1:276-283, 2004
4)Gussak I, et al:Idiopathic short QT interval;A new clinical syndrome? Cardiology 94:99-102, 2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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