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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻13号

2013年12月発行

特集 不整脈の診断と治療―ポイントをおさえよう

不整脈の治療 【患者を前に】

洞不全症候群・房室ブロックに対するペースメーカーの適応

著者: 石川利之1

所属機関: 1横浜市立大学医学部循環器腎臓病内科学

ページ範囲:P.2234 - P.2238

文献概要

ポイント

◎ペースメーカーの適応を決めるうえで最も重要なことは,自覚症状および心不全の改善と失神による転倒,骨折などの事故の予防である.

◎房室ブロックに自覚症状を伴う場合は,ブロックのタイプにかかわらずペースメーカーの植込み適応となる.

◎恒久的3度房室ブロック,覚醒時の高度房室ブロックおよび3秒以上の心停止,MobitzⅡ型2度房室ブロックは自覚症状の有無やブロック部位にかかわらずペースメーカーの植込み適応となる.

◎洞不全症候群の生命予後は比較的良好とされており,ペースメーカー植込みの適応は徐脈に基づく自覚症状による.

参考文献

1)日本循環器学会(編):不整脈の非薬物治療ガイドライン.(2011改訂版).http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2011_okumura_h.pdf

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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