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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻13号

2013年12月発行

文献概要

特集 不整脈の診断と治療―ポイントをおさえよう 不整脈診療のTips

抗不整脈薬による催不整脈作用

著者: 網野真理1 吉岡公一郎1

所属機関: 1東海大学医学部循環器内科

ページ範囲:P.2240 - P.2244

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ポイント

◎催不整脈作用とは,抗不整脈薬投与により現在の不整脈が悪化したり,本来は認められなかった不整脈が新たに出現することを意味する.

◎最も重篤な催不整脈作用は,Kチャネル遮断作用による過度なQT延長をきたした場合のtorsades de pointes(Tdp)である.

◎低心機能患者や高齢者においては初期投与量の減量を検討する.肝機能あるいは腎機能障害を有する場合は,薬物代謝および排泄経路を考慮して薬剤を選択する.

参考文献

1)日本心電学会,日本循環器学会:シシリアン・ガンビットー抗不整脈薬ガイドラインCD-ROM,ライフメディコム,2000
2)日本循環器学会(編):循環器医のための心肺蘇生・心血管救急に関するガイドライン.Circ J 73:1361-1456, 2009
3)半田俊之介,伊苅裕二(編):循環器内科ゴールデンハンドブック,第3版,南江堂,2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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