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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻13号

2013年12月発行

文献概要

連載 依頼理由別に考える心臓超音波検査とりあえずエコーの一歩先へ・8

依頼理由{その7}胸痛~「狭心症疑い,心機能評価お願いします」の矛盾~

著者: 鶴田ひかる1 香坂俊1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部循環器内科

ページ範囲:P.2274 - P.2280

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 虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)といえば心不全とならんで循環器内科の代名詞ともいえる疾患です.実際に心エコー室でも「胸痛精査」という依頼理由は本当によく見かけます.

 この胸痛の診断では,なんといっても最初のアナムネ聴取が最も大事で,発症の様式,胸痛の性状,持続時間と増悪因子,随伴症状を聞き出すことによってふるい分けを行います.ここまでは『medicina』読者の方なら大丈夫ですよね? 次いで心電図所見と胸部X線所見より,鑑別を進めていくのがセオリーです.ここまでが患者さん側から取得してくる情報ということになります.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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