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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻2号

2013年02月発行

文献概要

特集 大きく変貌した脳梗塞の診断と治療 診断

TNA(一過性神経発作)とTIAはいかに対応すべきか

著者: 長谷川泰弘1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学神経内科

ページ範囲:P.210 - P.213

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ポイント

◎TIAが疑われる一過性神経発作の初期診療は,ワイドトリアージの姿勢が望まれる.

◎わが国におけるABCD2スコアの有用性は未確認であるが,クレセンドTIA,血栓塞栓リスクなどの所見を含めてリスク層別化を行って対応する.

◎最前線の初診医と地域の専門医とが連携して,速やかに発症機序を確定し直ちに治療を開始する.

参考文献

1)Johnston SC, et al:Short-term prognosis after emergency department diagnosis of TIA. JAMA 284:2901-2906, 2000
2)Lisabeth LD, et al:Stroke risk after transient ischemic attack in a population-based setting. Stroke 35:1842-1846, 2004
3)Calanchini PR, et al:Cooperative study of hospital frequency and character of transient ischemic attacks. IV. The reliability of diagnosis. JAMA 238:2029-2033, 1977
4)神奈川脳神経科医会TIAクリニック研究会/日本脳卒中協会神奈川県支部:一過性脳虚血発作(TIA)資料.http://www.kanagawa.med.or.jp/nousocchuu/TIA.pdf(2012年11月1日アクセス)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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