文献詳細
特集 大きく変貌した脳梗塞の診断と治療
診断
文献概要
ポイント
◎頸動脈超音波検査は,内頸動脈狭窄に伴うアテローム血栓性脳梗塞の診断と治療決定に重要である.
◎頸動脈超音波検査は,経静脈的血栓溶解療法前の大動脈解離の診断に有用である.
◎経頭蓋超音波検査は,頭蓋内血管の狭窄および右左シャントの検出に有用である.
◎経食道超音波検査は,経胸壁超音波では診断のできない左心耳内血栓,卵円孔開存,大動脈粥腫病変を診断するために必要である.
◎右左シャント疾患を有する場合,下肢静脈超音波検査で下肢静脈血栓を認めると奇異性脳塞栓症の診断となる.
◎頸動脈超音波検査は,内頸動脈狭窄に伴うアテローム血栓性脳梗塞の診断と治療決定に重要である.
◎頸動脈超音波検査は,経静脈的血栓溶解療法前の大動脈解離の診断に有用である.
◎経頭蓋超音波検査は,頭蓋内血管の狭窄および右左シャントの検出に有用である.
◎経食道超音波検査は,経胸壁超音波では診断のできない左心耳内血栓,卵円孔開存,大動脈粥腫病変を診断するために必要である.
◎右左シャント疾患を有する場合,下肢静脈超音波検査で下肢静脈血栓を認めると奇異性脳塞栓症の診断となる.
参考文献
1)日本脳神経超音波学会(編):脳神経超音波マニュアル,日本脳神経超音波学会事務局,2006
2)松尾 汎(編):血管エコー,インナービジョン,2006
掲載誌情報