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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻2号

2013年02月発行

文献概要

特集 大きく変貌した脳梗塞の診断と治療 診断

治療戦略を決めるうえでのSPECTの役割

著者: 平野照之1

所属機関: 1大分大学医学部総合内科学第三講座

ページ範囲:P.236 - P.240

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ポイント

◎rt-PA静注療法の対象例(発症4.5時間以内)には,治療開始を遅らせるリスクが大きいためSPECTは実施しない.

◎局所線溶療法(発症6時間以内)の適応決定には,SPECTによる脳血流評価が有用である.

◎慢性期血行再建療法の適応は,アセタゾラミド反応性を含めた脳血流SPECT検査によって判断する.

参考文献

1)Oku N, et al:Nuclear neuroimaging in acute and subacute ischemic stroke. Ann Nucl Med 24:629-638, 2010
2)Hirano T, et al:Prediction of the final infarct volume within 6 h of stroke using single photon emission computed tomography with technetium-99m hexamethylpropylene amine oxime. Cerebrovasc Dis 11:119-127, 2001
3)Ogasawara K, et al:Prediction and monitoring of cerebral hyperperfusion after carotid endarterectomy by using single-photon emission computed tomography scanning. J Neurosurg 99:504-510, 2003
4)JET study group:Japanese EC-IC Bypass Trial(JET Study)中間解析結果(第二報).脳卒中の外科30:434-437, 2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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