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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻2号

2013年02月発行

文献概要

特集 大きく変貌した脳梗塞の診断と治療 慢性期治療(2次予防)

外科治療の適応

著者: 里見淳一郎1 永廣信治1

所属機関: 1徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部情報統合医学講座脳神経外科学分野

ページ範囲:P.316 - P.321

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ポイント

◎症候性頸動脈高度狭窄では,抗血小板療法を含む最良の内科的治療に加えて,頸動脈内膜剥離術を行うことが推奨される.

◎内頸動脈狭窄症において,頸動脈内膜剥離術の危険因子をもつ症例に対して,頸動脈ステント留置術を行うことが奨められる.

◎適応を満たした症例に限り,症候性内頸動脈および中大脳動脈閉塞,狭窄症を対象としたEC-ICバイパス〔浅側頭動脈-中大脳動脈吻合術(STA-MCA bypass術)〕を考慮してよい.

参考文献

1)脳卒中合同ガイドライン委員会:脳卒中治療ガイドライン2009.4-7.頸動脈内膜剥離術(CEA:carotid endarterectomy),pp 120-122,協和企画,2009
2)脳卒中合同ガイドライン委員会:脳卒中治療ガイドライン2009.4-8.頸動脈ステント留置術(CAS:carotid artery stenting),pp 123-124,協和企画,2009
3)脳卒中合同ガイドライン委員会:脳卒中治療ガイドライン2009.4-10.EC-ICバイパス,pp 126-127,協和企画,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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