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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻3号

2013年03月発行

文献概要

特集 免疫反応と疾患 自己免疫疾患・炎症性疾患の免疫異常

原発性胆汁性肝硬変と自己免疫性肝炎

著者: 桶谷眞1 井戸章雄2 坪内博仁2

所属機関: 1鹿児島大学医学部・歯学部附属病院消化器内科 2鹿児島大学大学院医歯学総合研究科消化器疾患・生活習慣病学

ページ範囲:P.450 - P.453

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ポイント

◎原発性胆汁性肝硬変は,抗ミトコンドリア抗体の出現と自己免疫的な胆管障害を特徴とする.

◎自己免疫性肝炎の診断は,抗核抗体とIgG値が基本となるが,急性発症例では診断困難例が存在する.

◎原発性胆汁性肝硬変はUDCA,自己免疫性肝炎は副腎皮質ステロイドが治療の基本である.

参考文献

1)厚生労働省難治性疾患克服研究事業「難治性の肝・胆道疾患に関する調査研究」班編:原発性胆汁性肝硬変(PBC)の診療ガイドライン(2011年),2011
2)Abe M, et al:Present status of autoimmune hepatitis in Japan;A nationwide survey. J Gastroenterol 46:1136-1141, 2011
3)戸田剛太郎:自己免疫性肝炎診断指針,自己免疫性肝炎治療方針.肝臓37:298-300, 1996
4)Alvarez F, et al:International Autoimmune Hepatitis Group Report;Review of criteria for diagnosis of autoimmune hepatitis. J Hepatol 31:929-938, 1999
5)Hennes EM, et al:Simplified criteria for the diagnosis of autoimmune hepatitis. Hepatology 48:169-176, 2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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