文献詳細
文献概要
特集 免疫反応と疾患 自己免疫疾患・炎症性疾患の免疫異常
多発性硬化症
著者: 渡邉充1 吉良潤一1
所属機関: 1九州大学大学院医学研究院神経内科学
ページ範囲:P.454 - P.457
文献購入ページに移動ポイント
◎多発性硬化症は時間的・空間的多発を特徴とする中枢神経系脱髄疾患である.
◎多発性硬化症の病態にはT細胞による細胞性免疫が重要な役割を果たしている.
◎多発性硬化症と鑑別を要する視神経脊髄炎では抗AQP4抗体が原因となる.
◎多発性硬化症は時間的・空間的多発を特徴とする中枢神経系脱髄疾患である.
◎多発性硬化症の病態にはT細胞による細胞性免疫が重要な役割を果たしている.
◎多発性硬化症と鑑別を要する視神経脊髄炎では抗AQP4抗体が原因となる.
参考文献
1)Polman CH, et al:Diagnostic criteria for multiple sclerosis;2010 revisions to the McDonald criteria. Ann Neurol 69:292-302, 2011
2)Srivastava R, et al:Potassium channel KIR4.1 as an immune target in multiple sclerosis. N Engl J Med 367:115-123, 2012
3)「多発性硬化症治療ガイドライン」作成委員会:多発性硬化症治療ガイドライン2010,医学書院,2010
4)Lennon VA, et al:IgG marker of optic-spinal multiple sclerosis binds to the aquaporin-4 water channel. J Exp Med 202:473-477, 2005
5)Wingerchuk DM, et al:Revised diagnostic criteria for neuromyelitis optica. Neurology 66:1485-1489, 2006
掲載誌情報