文献詳細
文献概要
特集 免疫反応と疾患 アレルギー疾患と免疫異常
アトピー性皮膚炎
著者: 佐伯秀久1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学皮膚科
ページ範囲:P.474 - P.477
文献購入ページに移動ポイント
◎アトピー性皮膚炎患者の病変部への炎症細胞の浸潤にケモカインが関与している.
◎血清中のTh2ケモカイン(TARC,MDC)値はアトピー性皮膚炎の病勢を鋭敏に反映する.
◎血清TARC値はアトピー性皮膚炎の重症度評価の補助検査として保険が適用された.
◎アトピー性皮膚炎患者の病変部への炎症細胞の浸潤にケモカインが関与している.
◎血清中のTh2ケモカイン(TARC,MDC)値はアトピー性皮膚炎の病勢を鋭敏に反映する.
◎血清TARC値はアトピー性皮膚炎の重症度評価の補助検査として保険が適用された.
参考文献
1)Kakinuma T, et al:Thymus and activation-regulated chemokine in atopic dermatitis;Serum thymus and activation-regulated chemokine level is closely related with disease activity. J Allergy Clin Immunol 107:535-541, 2001
2)Kakinuma T, et al:Serum macrophage-derived chemokine(MDC) levels are closely related with disease activity of atopic dermatitis. Clin Exp Immunol 127:270-273, 2002
3)玉置邦彦,他:アトピー性皮膚炎の病勢指標としての血清TARC/CCL17値についての臨床的検討.日皮会誌116:27-39, 2006
掲載誌情報