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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻3号

2013年03月発行

文献概要

特集 免疫反応と疾患 免疫学的な治療法

副腎皮質ステロイド

著者: 大島久二1 牛窪真理1 久田治美1

所属機関: 1国立病院機構東京医療センター膠原病内科

ページ範囲:P.494 - P.498

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ポイント

◎ステロイドは,少量では朝1回,中等量以上では1日3分割で食後に投与する.

◎満月様顔貌は医学的には問題のない副作用であり,減量とともに消失するので,特に女性には十分理解を得るようにする.

◎骨粗鬆症への対処は,ビスホスフォネート製剤が第一選択薬である.

◎脂質代謝異常,糖尿病に対しては,経過を観察するとともに通常の治療を行う.

参考文献

1)大島久二,他:ステロイド.日本内科学会雑誌100:2881-2887, 2011
2)大島久二,他:副作用―いかに対応すべきか.山本一彦:改訂版ステロイド薬の選び方・使い方ハンドブック,pp 35-44, 羊土社,2011
3)Schimmer BP, Parker K. In:Adrenocorticotropic hormone;Adrenocortical steroids and their synthetic analogues;Inhibitors of the syntheses and actions of adrenocortical hormones. Brunton L:Goodman and Gilman's The Pharmacological Basis of Therapeutics,The McGraw-Hill, Columbus, 2006.
4)Nawata H, et al:Guidelines on the management and treatment of glucocorticoid-induced osteoporosis of the Japanese Society for Bone and Mineral Research(2004). J Bone Miner Metab 23:105-109, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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